今年のヤクルトはなかなか連敗をしない。5月の連敗は交流戦に入ってからの3連敗の一度だけ。6連勝もあって5月を大きく勝ち越した。
5月になっても青木も調子はまだ上がってこない。デントナの打撃もたまに値千金のホームランは出るけど、イマイチバットに当たらない。福地も3割前後を打ってるけど、フェンス激突の影響があるのか、試合に出たり出なかったり。出ても昨年よりちょっと元気ない?盗塁も5月だけだとたった2つ。全般的に機動力が昨年に比べて使えてない気がする。
一方、4月絶不調だった田中浩康の打撃が戻ってきた。1割台だった打率も気がつけば2割7分、凡打でもいい当たりが多く、もう安心でしょう。守備は安定してるので、浩康の復活は大きな好材料。あとは、デントナの不調で代わりに途中から4番を打ったガイエルがいい活躍。得点圏打率も3割3分くらいでいいところで打ってくれた。
打撃中心の青木の調子が上がらないけど、ここまでいい位置をキープできてるのはやはり投手陣の活躍か。左右のエース、石川、館山がハーラートップタイの6勝ずつ。館山に限っては、未だ負けなし。4月はもうちょっとだった中継ぎ陣も5月はフル回転、失点も数えられるくらいだったんじゃないかな。林昌勇は、5月を終わっても防御率0.00。ここまで20試合登板で15セーブ。後ろが安定してるから、先発陣は最初からとばしていける。いい形が出来上がってきた。
ただ、先発が足りないという問題は解消できていない。交流戦では日程が緩いので何とか回ってるけど、交流戦後は6人いないと厳しいのかなぁ。4番手の由規は手のマメがつぶれて1軍2軍を行ったり来たり。一場、李恵践は何度か先発したけど、正直期待できなそう。高市も2軍へ。ユウキは1軍でがんばってるけど、まだ勝ちはなく故障明けでどこまで計算できるか。交流戦が終わる頃には、村中が復帰できそうという話も聞かれるようになったからひと安心だけど、それでも石川、館山、川島亮+由規、ユウキ+村中でなんとか6人か。う〜ん、ちと厳しい。
そろそろ思わぬ選手が出てきて活躍するようなことが起こらんだろうか。橋本が先発してみて意外とハマるとか。石井弘寿の復活とか。